CSD
札幌教区 ベルナルド 勝谷 太治 司教
 ベルナルド 勝谷 太治 師  司教叙階式
the Catholic Diocese of Sapporo


 【略歴】
1955年12月2日 北海道室蘭市に生まれる
1986年4月29日 出身教会の室蘭地区にて司祭叙階
1986年5月1日  小野幌教会助任司祭に就任
1989年4月1日  夕張教会・長沼教会の主任司祭に就任
1992年4月19日 手稲教会主任司祭に就任
1998年3月31日 研修のためイタリア・アイルランドへ
1999年4月1日  北26条教会主任司祭に就任
2003年4月1日  円山教会主任司祭に就任
2004年4月1日  北広島教会・恵庭教会・千歳教会の主任司祭に就任
2005年3月31日 恵庭教会・千歳教会の主任司祭を退任
2008年12月1日 札幌地区長を兼任
2013年4月1日  教区事務局長に就任
             (札幌地区長と北広島教会主任を兼務)
2013年5月1日  北1条教会主任司祭に就任
             (教区事務局長・札幌地区長を兼務)
2013年6月22日 札幌司教に任命され被選司教となる
2013年10月14日 司教叙階式を行い札幌司教(札幌教区長)となる

この間、北海道カトリック学園理事・幼稚園長、公益財団法人北海道いのちの電話の理事などを歴任する。
カトリック札幌司教区
 

任命書(Bulla)を掲示し、読み上げる教皇大使


司教団全員から按手を受ける


福音書を授かる


ミトラ(司教帽)を授かる
 

バクルス(牧杖)を授かる


叙階の儀が終了しミサを司式する勝谷新司教


列席した司教団と聖公会植松主教 
 
「司教任命にあたって」

札幌教区の新しい司教に任命され、教区の皆様には初めて紙面でご挨拶申し上げます。まだ自分に何ができるのか、何をすべきなのか、立ち位置が良く分からない状態の中にいますが、徐々に司教とはなんたるかを学んでいきたいと思っています。任命を受けてから、様々な準備に追われて時が過ぎ、もう叙階の日が間近になっています。しかし、いまだに夢の中を漂っているような非現実感を味わう一方、受諾したことの重大さに逃げたくなるような現実感にもとらわれています。良き牧者となることができるよう、皆さまの祈りと支えをお願いしいたします。

 

司教に任命されてすぐに決めなければならなかったことは「紋章」とそれに用いる「モットー」です。モットーは通常聖書から引用します。私がすぐに思いついたのは、司祭叙階式の御絵に使った言葉、

 

「神は知恵あるものに恥をかかせる為に、世の無学なものを選び、力あるものに恥をかかせるため、世の無力なものを選ばれました。」Tコリ127 

 

です。これは、私が司祭叙階を間近に控えて、自分は司祭にふさわしくないのではないかという思いにとらわれていた時に、深く味わうことができたみことばです。自分の力や能力に頼るならば、自分の力や能力以上のことはできない。しかし、司祭として歩む道は人の力によって成し得るものではなく、無力ではあっても、その自分を捧げたときに、その自分を通して、自分を超えて神が働かれるのだ。そう確信させられたのです。

 

 今、司教職を受諾するに当たって、これは自分が選んだ道ではないという思いはあります。しかし、同時に選びようのない現実として示されたものと確信しています。そして、自分が選びようのない現実の前に立たされているのなら、それは「召命」なのです。「やらなければならないのならできる」、これは、学生時代のモットーでした。神がそう生きるように召しておられるなら、いかにそれが自分の能力を超えているように見えてもできる。神が、必ず必要な助けを与えてくださるから。たとえ失敗することがあっても、それも神の計画のうちにあり、必ず意味がある未来へと繋がっていく、そういう確信です。司祭になる時に聖句を選んだときの思いがよみがえってきました。「あるべき自分が召されているのではなく」、弱さをいっぱい抱え持った「あるがままの自分が召されているのだ」と。

 紋章に用いるモットーは短くなければなりません。そこで、上述のことをすべて包含したみことば、「力は弱さの中でこそ発揮されるを用いることにしました。そして、これは日本の社会にあって、取るに足りない、無力に見える存在である私たちキリスト者の共同体を意識してのみことばでもあります。紋章のデザインに用いたイメージも壊れやすい繊細な雪の結晶に小さな共同体である北海道の6地区を象徴させました。白い雪の大地に復活のキリストを象徴する十字架がしっかりと立ち、繊細で壊れやすい雪を際立たせ、聖母の象徴である星がそれを導く、そのようなイメージとしました。

 2013年8月1日

札幌教区被選司教 勝谷太治

                            


今までの皆様のお祈りに心から感謝申し上げます。
皆様と共に、札幌教区のため、カトリック教会のために邁進してまいります。    2013年10月14日