カトリック札幌司教区ハラスメント対応デスクは、20166月に開設されました。現在、カトリック札幌教区内における聖職者によるセクシュアルハラスメント、パワーハラスメントをはじめ、教会共同体におけるハラスメント被害全般の相談に応じております。相談者の秘密は厳守します。女性・男性・子どもなど誰でも相談できます。一人で悩まず勇気をだしてホットラインにご相談ください。(ホットライン相談員は非公開です)
なお、ご相談はメールでも承ります。e-mail:sapporo.harassmentdesk@gmail.com

ハラスメント対応デスクホットライン
ハラスメント対応デスクホットライン


ハラスメント啓発訪問

啓発訪問

札幌教区ハラスメント対応デスクでは2017年から小教区を訪問し啓発活動を行っています。ミサ後約45分程度、動画やスライドなどを使い【ハラスメントのない教会共同体】への取り組みを共に考え学ぶプログラムです。開催を希望する団体はホットラインもしくは札幌教区本部事務局までお知らせください。

▶過去の啓発訪問の状況 【2017年】7月23日:旭川五条教会(五条・六条・大町・神居合同)91人、9月3日:札幌地区使徒職大会(地区内20教会)185人、9月10日:北見地区カトリック大会(地区内5教会)49人、9月23日:中標津教会8人、9月24日:釧路教会43人、10月1日:柏林台教会(帯広・柏林台合同)28人、10月8日:池田教会9人、10月13日:F.M.M.札幌修道院21人、10月25日:札幌マリア院7人、11月10日:聖ベネディクト修道院12人 【2018年】5月21日:聖心会札幌修道院4人、6月26日:全道司祭大会33人、7月1日:手稲教会39人、7月8日:北広島教会21人、7月22日:北二十六条教会58人、8月19日:江別教会17人、8月25日:苫小牧地区女性大会31人、8月26日:函館地区カトリック大会120人、9月16日:山鼻教会57人、11月1日北一条教会91人、2月24日:小野幌教会50人、3月17日:大麻教会32人 【2019年】6月30日:円山教会32人、7月21日:月寒教会62人、8月4日:小樽教会33人、9月15日:真駒内教会52人、10月20日:稚内教会14人 【2020-2022コロナ禍で中止】【2023年】7月9日:留萌教会19名、羽幌教会3名、7月23日:恵庭教会(恵庭・千歳合同)17名、8月20日:湯川教会8名、11月12日:北二十六条教会:35名


ハラスメントのない教会共同体をめざして~教会におけるハラスメント意識調査~まとめ【前編】

2024年4月9日 カトリック札幌司教区ハラスメント対応デスク

 日本カトリック司教協議会は、2021年2月17日「未成年者と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン」を公表。これによって、日本の全教会で宣教や司牧に携わるすべての人(聖職者・修道者・信徒・職員・ボランティアを含む)が未成年者(弱い立場におかれている成人も含む)の権利擁護並びに保護を確かなものとするために、あらゆるレベルでの取り組みを促進することとなった。
 このことからカトリック札幌司教区ハラスメント対応デスクでは、新たな体制づくりと今後の啓発活動のため、2023年7月1日から11月30日まで「ハラスメントのない教会共同体をめざして~教会におけるハラスメント意識調査~」を実施した。調査結果は【前編】と【後編】に分けられ、【前編】では、全調査項目の集計結果と寄せられた具体的なハラスメント事案を紹介。【後編】(8月)では、被害者の声を中心にまとめ、今、何が問題なのかを探る。

教会におけるハラスメント意識調査【まとめ前編】

教会におけるハラスメント意識調査【調査票】


カトリック札幌教区ハラスメント防止宣言 2020年3月3日

2020年3月10日 カトリック札幌司教区 教区長 勝谷太治 司教

 カトリック教会内でカトリック教会内で起こった未成年者に対する性的虐待に対する取り組みとして、フランシスコ教皇は四旬節中に「性的虐待被害者のための祈りと償いの日」を設定することを望まれました。日本の司教団はメッセージを発表し(2016 年12 月14 日)、毎年、四旬節第二金曜日を「性的虐待被害者のための祈りと償いの日」とすることを決定しました。そして、各教区の司教の呼びかけに従って、「祈りと償いの日」(あるいは前後の日)に合わせて、教会共同体として祈りと償いをささげ、同時に、被害者の痛みを学ぶ機会を作るように指示しました。

 本年の四旬節第二金曜日は3月13日になりますが、札幌教区では新型コロナウィルス感染拡大に対応するため、教会に於ける公開ミサ・集会を禁止しております。そのため、各司祭には教会において、別途出された「新型コロナ肺炎感染拡大防止のため通達 第2号」の指針に従って以下の意向でミサを捧げてくださるようお願いいたします。

【意向】
 ●教会の聖職者によって引きこされたハラスメントによる被害者の方々が、その苦痛の声を自由に発し、その傷が癒され、必要な支援の手が、一日も早く差し伸
  べられますように。
 ●種々のハラスメントによって傷つけられている方々が、その痛みと苦しみから解放され、そのために必要な支援を受けることができますように。

 また、ミサに参加できない信徒の皆様には、各自、各家庭においてこの意向で祈りを捧げてくださるようお願いいたします。
 尚、札幌教区では全信者(司祭、信徒、修道者)の総意を持って以下の「カトリック札幌教区 ハラスメント防止宣言」をいたします。各小教区・修道院での掲示をお願いいたします。

2024年「性虐待被害者のための祈りと償いの日」にあたっての司教協議会会長からの呼びかけ文 ▶ 中央協ホームページ PDFファイル

教皇から神の民へあてた手紙 ▶ https://www.cbcj.catholic.jp/2018/08/20/17520/

ミサ式文

ミサのしおり

パンフレット(子どもと女性の権利擁護のためのデスク)