教区災害対応


カリタスのとサポートセンタースタッフ募集

2024年5月22日 カトリック札幌司教区 事務局長 松村繁彦

名古屋教区の松浦司教より、全国に向けて能登地震復興のためのスタッフ募集が参りました。
夏休みなどを利用してのボランティアの受け入れも始まる中で、特にサポートセンターの運営に人員が不足している状況となってまいりました。
各小教区やお知り合いの中で、協力いただける方がおられましたぜひ検討いただければと思いご案内いたします。
詳細は名古屋教区ホームページをご覧ください。▶カトリック名古屋教区/カリタスのとサポートセンタースタッフ募集


能登半島地震 緊急現地レポート&インタビュー(Youtube配信)

2024年2月1日 ERST・札幌教区災害担当 佐久間力

https://www.youtube.com/watch?v=vsOLn29Wnsw

出演:カリタスのとサポートセンターセンター長・片岡義博神父、ERSTスタッフ・佐久間力神父


【のとサポートセンター】が設立されました

2024年1月25日 カトリック札幌司教区 事務局長 松村繁彦

能登半島地震による被害復興支援のために、120日、カトリック金沢教会内に「カリタスのとサポートセンター(のとせん)」が開設されました。カトリック中央協議会復興支援室よりERSTEmergency Response Support Team/緊急時対応支援チーム)が派遣され(札幌教区では佐久間力神父がメンバー)設置母体は名古屋教区、センター長は片岡義博神父(名古屋教区司祭)として活動が始まりました。

今後は「のとせん」を中心に長期的な支援活動が行われていくこととなります。 

教区災害トレーニング(教区ニュース44号)

2023年11月18日 教区災害担当司祭/ERST 佐久間力

1118日(土)、ERST(Emergency Response Support Team/緊急時対応支援チーム)を札幌教区事務局に招いて、災害トレーニングが開催されました。参加者は、ERSTメンバー6名と、司教館事務局職員や、カトリックセンターに事務局のある北海道カトリック学園の職員、またカリタス札幌や、近隣の地区長を務める神父が参加し、札幌教区事務局としての災害対応について学んだ。

まず、ERSTという司教協議会の内部に設置されたチームが紹介され、続いて、実際に教区内に災害が起こった際、どんな対応が教区事務局や、教会組織に求められるのか、どんなことが起こるのか、そこにERSTがどのような支援を提供できるのかを、東日本大震災の経験から学ぶトレーニング・プログラムであった。災害発生時には、様々な対応が必要となる。それは被災状況の情報収集。全国や、場合によっては世界から押し寄せる支援や災害状況への問い合わせへの対応。その他、ボランティア・ベースの設置及び運営など、多岐にわたる業務が発生することを学んだ。そのうえで、実際に北海道で想定される災害をピックアップし、それに向けて、事務局や関係組織はどのような対応が取れるかを考えるプログラムとなった。

災害はいつどこで、どのような規模で起こるのか想定することは難しい。しかし、日ごろの準備をすることで、緊急時にも迅速に行動を起こすことができるようになる。教会が有事の際にどのような役割が問われているのかを考えさせられるトレーニングになったと思う。


カリタスジャパン災害対応トレーニング(教区ニュース33号)

2020年10月20日(教区ニュース33号) 教区広報委員会 菊地秀治

20201020日午後2時~4時、カリタスジャパンによる札幌教区災害対応トレーニングがズームによって開催され、勝谷司教、佐藤謙一教区事務局長、各地区長・代表信徒、司教事務局員等が参加した。カリタスジャパンのトレーナー、漆原比呂志氏、辻 明美氏の進行によって、既に各小教区に配布されている災害対応マニュアル(※参照)についての動画説明を視聴した後、トレーナーから提示された災害対応シミュレーションに全員で取り組んだ。

 災害シミュレーションは、3個の台風が北海道に上陸し、大雨による河川氾濫や土砂災害が各地で発生、特に石狩川水系の空知(そらち)川(南富良野市)では堤防が2か所で決壊、浸水面積が約130ha、浸水家屋が183戸との想定が示され、南富良野市をターゲットに札幌教区として被災者支援プログラムをどう計画するかという課題であった。

 札幌教区では、2011年東日本大震災を機に「カトリック札幌教区災害サポートセンター」を設置、勝谷司教を責任者に、佐藤謙一事務局長、佐久間力副事務局長、佐藤秀雄事務局次長等で構成され、教区内災害対応の窓口として機能している。基本的には災害発生時に各地区を通して当該被災小教区の状況を把握し初動する体制となっており、シミュレーションではその手順を確認しながら対応について意見が交わされた。その中で発災時における情報収集や集約方法にいくつかの課題が浮上。札幌教区災害サポートセンターが小教区と協働するためには、各小教区が、まずこのマニュアルを活用し、災害支援体制を作ることが急務となる。そこで、今後各小教区においては、実情に合わせた災害支援計画を、特に、災害時に対応する、医師、看護師、社会福祉士等の専門職や、作業労務を担う非専門職などの人材を、あらかじめ確保し策定しておくなど、できることから準備を進めていくようお願いしたい。(具体的には準備編40ページ「災害対応人材リスト」)

■災害対応マニュアル:カリタスジャパンでは、2011311日に発生した東日本大震災での災害支援活動の経験を踏まえ、今後も日本各地で発生する様々な災害について、教区がどのようにその支援活動を行えばよいのか、その手引きとして「災害対応マニュアル準備編・対応編」(2冊セット)2019121日に発行し各小教区へ配布した。「準備編」では、緊急時に速やかに対応できるよう平時からの体制整備について、「対応編」では、実際に大災害が発生し対策本部の立ち上げから支援に至るまでの流れについて記載されている。